君子に九思うあり。視るには明を思い、聞くには聡を思い、色には恩を思い、貌(かたち)には恭を思い、言には忠を思い、事には敬を思い、疑わしきには問いを思い、怒りには難を思い、得るを見ては義を思う。
現代訳
君子には九つの思うことがある。見るときには<明>(はっきり見ること)を思い、聴くときには<聡>(もれなく聞くこと)を思い、顔つきは<温>(穏やかであること)を思い、姿・態度については<恭>(うやうやしく控えめであること)を思い、言葉については<忠>(誠実であること)を思い、しごとには<敬>(慎重であること)を思い、疑わしいことには、<問>(問いかけること)を思い、怒るときには<難>(その後の面倒)を思い、利益を目の前にしたときは<義>(公正な道義)を思う。
解説
9つのチェックポイント
・「視る」=「明」・・・きっちりと客観的に明瞭に物事を観ているか?
・「聴く」=「聡」・・・バランス感覚を持って、人の話を聞けているか?
・「色」 =「温」・・・顔つきは穏やかでいるか?(色とは顔つきのこと)
・「貌」 =「恭」・・・人に対して丁寧であるか?
・「言う」=「忠」・・・自分の言ったことに忠実であるか?
・「事」 =「敬」・・・物事を進めるときには慎重であるか?
・「疑い」=「問」・・・何か疑問があったとき、質問ができているか?
・「怒り」=「難」・・・腹の立つことがあっても、心を抑えているか?
・「得る」=「義」・・・自分の損得ばかりではなく筋道で考えているか?
苦手な点を直せば、必ず人間性は伸びていく

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